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携帯電話とバンド

携帯電話(スマートフォン)のモバイル回線の周波数帯(バンド)について説明します。
通信機器の電波は、周波数帯(バンド)で分類されています。 バンドは、いわば電波の通り道です。 キャリアの電波は、それぞれ決まった電波の道があります。 携帯電話がバンドに対応していないと使えません。 そのバンドを使用する人が多いと、混雑(渋滞)してネット回線が遅くなる、ということもあります。 また、スマホごとに対応しているバンドは異なるため、回線とスマホ選びを間違うと、ネットがいつも遅いとか繋がりにくい、最悪使えないということがあります。 そのようなことが起きないためにも、「使用する回線の周波数帯(バンド)」と「使用するスマホの対応周波数帯(バンド)」を確認することは重要なのです。
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1.キャリア(MNO)の対応バンド
周波数帯(バンド)は、総務省からキャリアごとにそれぞれ割り当てられています。
プラチナバンドは、携帯電話の通信に適しており、電波がつながり易いといわれています。 ですから、プラチナバンドに対応したスマホが良いわけです。
2023年4月現在楽天モバイルが対応しているのはバンド3/18/26 ですか、 これはプラチナバンドではありません。 ですから、カバーしているエリアでも繋がりにくい場合があります。 ただし、報道によれば、2024年9月以降準備ができたエリアから順次対応する計画を発表しています。
各キャリアのバンド【プラチナバンド】
(1)NTTドコモ (2)au (KDDI) (3)ソフトバンク (4)楽天モバイル

(1)NTTドコモ

4G / LTE
2.0GHz帯 B1
1.7GHz帯 B3
800MHz帯【B19】
1.5GHz帯 B21
700MHz帯【B28】
3.5GHz帯 B42
5G
3.7GHz帯(Sub6) n78
4.5GHz帯(Sub6) n79
28GHz帯(ミリ波) n257
ドコモSIMやドコモ系の格安SIMを使っている人がSIMフリースマホを購入する際に確認しておきたい対応バンドは、 B1、B3、B19 の3つ。

(2)au (KDDI)

4G / LTE
2.0GHz帯 B1
1.7GHz帯 B3
1.5GHz帯 B11
800MHz帯【B18/B26】
2.5GHz帯 B41
3.5GHz帯 B42
5G
3.7GHz帯(Sub6) n77/n78
28GHz帯(ミリ波) n257
auSIMやau系の格安SIMを使っている人がSIMフリースマホを購入する際に確認しておきたい対応バンドは、 B1/B3/B18/B26 の4つ。
ただし、B26はB18を内包しているので、800MHz帯のプラチナバンドはB18かB26のどちらかに対応していれば問題なく利用できます。

(3)ソフトバンク

4G / LTE
2.0GHz帯 B1
1.7GHz帯 B3
900MHz帯【B8】
1.5GHz帯 B11
700MHz帯【B28】
3.5GHz帯 B42
5G
700MHz帯 ※転用5G n28
3.7GHz帯(Sub6) n77
28GHz帯(ミリ波) n257
ソフトバンクSIMやソフトバンク系の格安SIMを使っている人がSIMフリースマホを購入する際に確認しておきたい対応バンドは、 B1/B3/B8 の3つ。

(4)楽天モバイル

楽天モバイルは、独自の回線以外にもau回線をパートナー回線として自動的に使える仕組みになっています。
4G / LTE
1.7GHz帯(楽天モバイル回線エリア) B3
800MHz帯(パートナー回線エリア) B18
800MHz帯(パートナー回線エリア) B26
5G
3.7GHz帯(Sub6) n77
28GHz帯(ミリ波) n257
楽天モバイルSIMを使っている人がSIMフリースマホを購入する際に確認しておきたい対応バンドは、 B3/B18/B26 の3つ。

2.格安SIM(MVNO)の対応バンド
格安SIMはキャリアの回線を借りてサービスを提供しているので、一部例外がありますが、 基本的にキャリアと同じ周波数帯を利用しています。

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