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iCloud でバックアップ

iPhone/iPadにある写真・音楽・アプリやアドレス帳など自分で蓄積したデータが無くなってしまったら大変です。ハードはお金をかければまた手にできる場合が多いのですが、データにはいくらお金をかけても復元できないものがあります。そこでいざという時に備えたデータのバックアップはとても大切です。iPhoneでは iCloud とパソコンの iTunes でバックアップできます。ここでは１．iCloud バックアップの対象となるデータ、２．iCloudでのバックアップ手順、３．iCloud が容量不足した場合の対応方法をご紹介します。

１．iCloud バックアップの対象となるデータ

iCloud バックアップの対象となるデータと対象にならない主なデータをご紹介します。
(1) App データ Apple サービスからの購入履歴 (音楽、映画、テレビ番組、App、ブックなど)2 着信音

iCloudバックアップ対象データ

※iCloudでのバックアップには、購入したコンテンツの情報が含まれますが、購入したコンテンツ本体は含まれません。
・iPhoneで撮影した写真・ビデオ（ただし、iCloud写真を有効にしている場合、コンテンツは自動的に iCloud に保管されるので、iCloudバックアップの対象外です。）
・端末の各種設定 (壁紙・メール・連絡先など)
・アプリのデータ
・ホーム画面・アプリの配置
・メッセージ (iMessage、SMS、MMS)（ただし、「iCloud にメッセージを保管」を使っている場合、コンテンツは自動的に iCloud に保管されるので、iCloudバックアップの対象外です。）
・着信音
・iTunesStore/App Storeで購入した音楽・映画・アプリ・ブックなどの購入履歴。

iCloudバックアップ対象外データ

・CD等から取り込んだ音楽
・iTunesStoreで購入していない動画
・Podcast、オーディオブック

２．iCloudでのバックアップ手順

iCloud を使うと、Appleが提供するオンライン上のスペースに無料で 5GBのスペース（これをクラウドストレージという）をバックアップに使うことができます。 iCloud にバックアップしておけば、本体を破損や紛失しても、新しいiPhoneにすぐにデータを復元できます。まだ設定していない人は、バックアップの設定をオススメします。
iCloud にバックアップするには、次の条件が必要です。
・Wi-Fi経由でインターネットに接続されている。
・電源に接続されている。
・画面がロックされている。
・iCloud にバックアップ分の空き容量が十分にあること。
手順
iOS 10.3 以降の場合
自動的にバックアップする設定
「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloud バックアップ」 > 「iCloud バックアップ」をオン。
すぐバックアップを作成する操作
「設定」>「[ユーザ名]」>「iCloud」>「iCloud バックアップ」 > 「今すぐバックアップを作成」をタップ
iOS 10.2 以前の場合
「設定」>「iCloud」>「バックアップ」の順に選択。

３．iCloud が容量不足した場合の対応方法

iCloud は無料で利用できるのは 5GB までですので、そのままでは容量が不足する場合があります。容量不足の対策としては、（１）アップグレードして容量を増やす方法や（２）外部記憶機器を使う方法がありますのでご紹介します。

（１）アップグレードして容量を増やす方法

iCloud は最初に無料で利用できる 5GB が用意されていますが、さらに多くの容量を使用したい場合には、追加料金を支払うことで使用可能になります。追加利用料金は次の様になります。
iCloud ストレージアップグレードの価格
・50GB 月額 130円
・200GB 月額 400円
・1TB 月額 1,300円

（２）外部記憶機器を使う方法

iCloud　の容量が不足した場合は、写真などのデータを退避するには、外部の記憶機器（例えば Wi-Fi SDカードリーダー『AirStash(MAS-A02A)』や iPhoneと直接接続して使える SDカードリーダー『i-FlashDrive』など）を使う方法があります。

その他

参照：iPhone バックアップやデータ移行方法

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